関ケ原古戦場ガイド|石田三成と豊臣の義が交錯する「天下分け目」の地を巡る

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青空の下の岐阜関ケ原古戦場記念館。建物には石田三成と徳川家康の家紋が掲げられ、中央に「関ヶ原エリア詳細ガイド」というタイトルが入ったブログ用アイキャッチ

慶長5年(1600年)9月15日、濃霧に包まれた関ケ原の地で、日本の運命を左右する巨大な合戦が繰り広げられました。徳川家康率いる東軍と、豊臣家を守るべく立ち上がった石田三成率いる西軍。わずか一日で決着がついたとされるこの戦いには、武将たちの野望、葛藤、そして譲れない「義」が詰まっていました。

現在はのどかな田園風景が広がる関ケ原ですが、至る所に残された陣跡や石碑が、かつての熱狂を今に伝えています。最新の映像技術で合戦を追体験できる記念館から、三成が最後に見た景色を望む陣跡まで、歴史の1ページを五感で感じる旅へご案内します。

目次

1. 見どころガイド

地図左上の[➡]マークを押すと、見どころや食事処のリストが表示されます。

岐阜関ケ原古戦場記念館

2020年に誕生した、関ケ原観光の新たな拠点です。最大の見どころは、風や振動とともに合戦を五感で体験できる「グラウンド・ビジョン」と「シアター」。
武将たちの決断や戦略を最新のデジタル技術で追体験できます。
最上階の展望室からは、石田三成が陣を敷いた笹尾山など、実際の古戦場が一望できる絶景スポットです。

項目内容
入場料一般:500円
大学生・高校生:300円
中学生以下:無料
(※企画展により変更の場合あり)
開館時間9:30 ~ 17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3)

笹尾山・石田三成陣跡

石田三成の本陣跡がある笹尾山山頂からの風景。手前に「大一大万大吉」の旗印と馬防柵があり、奥には関ケ原の田園地帯と山々が広がる様子。
笹尾山・石田三成陣跡。復元された馬防柵と戦場を望むパノラマ。

豊臣家への忠義を貫いた西軍の将、石田三成が本陣を構えた地です。
ふもとには復元された「馬防柵」が並び、当時の緊迫した空気感を今に伝えています。
山頂までは階段が整備されており、数分で登頂可能。
三成が見つめたであろう戦場全体を見渡す眺望は圧巻で、豊臣の世を思い命を懸けた武将たちの志に触れられる場所です。


関ケ原ウォーランド

広大な敷地に200体以上の等身大武将像が配置され、関ケ原の合戦を立体的に再現した体験型資料館です。
コンクリート像が織りなす独特の風景は、歴史ファンのみならず、写真好きや子供連れもテーマパーク感覚で楽しめます。
陣幕や旗印が並ぶ園内を歩けば、合戦の喧騒が聞こえてくるような不思議な没入感を味わえます。

項目内容
入場料大人(高校生以上):800円
小人(小・中学生):500円
幼児:無料
開館時間平日:10:00 ~ 15:00
土日祝:10:00 ~ 16:00
休館日年末年始(12/31〜1/2) ※臨時休園あり

2. 周辺の食事処・土産処

お土産処

関ヶ原駅前観光交流館 (関ヶ原観光案内所)

JR関ヶ原駅の目の前に位置する、旅の拠点にぴったりの施設です。
観光案内所としての機能はもちろん、戦国グッズショップ「関ケ原戦国市場」が併設されており、武将をモチーフにした限定グッズや地元土産が豊富に揃います。
レンタサイクルの貸出も行っているため、ここを起点に広大な古戦場巡りへ繰り出すのがおすすめです。

項目内容
営業時間9:00〜17:00(3月~11月)
9:00~16:30(12月~2月)
定休日火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
JR関ヶ原駅前にある、紫色の暖簾(のれん)が掛かった和風な外観の関ヶ原駅前観光交流館。入り口前には観光マップの看板が設置されている様子。
JR関ヶ原駅のすぐ目の前。散策の起点となる「関ヶ原駅前観光交流館」

笹尾山交流館

石田三成陣跡のふもと、旧小学校校舎を利用したノスタルジックな雰囲気の施設です。
豊臣兄弟を支えた軍師・竹中半兵衛らに関する展示や、本格的な甲冑着付け体験(要予約)が楽しめます。
館内には観光案内所や休憩スペース、武将グッズショップ、カフェスタンドもあり、笹尾山登頂前後の休憩や情報収集に最適なスポットです。

項目内容
営業時間10:00 ~ 16:00
定休日火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、冬期休館あり(12月〜2月は平日休館など、季節により変動)、※12月~3月中旬まで土日祝のみ営業
豊かな緑を背景にした笹尾山交流館の外観。白と黒のモダンな外装の平屋建ての建物で、入り口には武将の家紋が並び、前には木製の馬防柵が再現されている様子。
笹尾山のふもとに位置する「笹尾山交流館」。

 せきがはら人間村(未来食堂・cafe mirai)

アートと緑が融合した広大な敷地「せきがはら人間村」内にある、心安らぐグルメスポット。
歴史散策の緊張感を解きほぐしてくれる、モダンで開放的な空間が魅力です。
しっかりランチを楽しみたいなら「未来食堂」、アートを眺めながらゆったりティータイムを過ごすなら「cafe mirai」と、旅のスタイルに合わせて選べます。

未来食堂(ランチ・お食事)

地産地消にこだわり、地元の今須スギをふんだんに使った温もりのあるレストランです。

項目内容
営業時間11:30 ~ 15:30(L.O. 14:30)
営業日水・木・金・土曜日(日月火は定休)

cafe mirai(カフェ・スイーツ)

ハンドドリップ珈琲やスイーツを楽しめるほか、2Fでは美術館所蔵の作品を鑑賞できます。

項目内容
営業時間10:00 ~ 16:00(L.O. 15:30)
営業日月〜土曜日(日曜・祝日は定休)

関ヶ原 そば処 幸山

地元・関ケ原や伊吹山麓の契約農場で品種までこだわって栽培された蕎麦を使用している名店です。自社低温庫で管理した実を、その日に必要な分だけ自家製粉。注文を受けてから「挽きたて・打ちたて・湯がきたて」の「三たて」で提供されます。季節の旬の食材を取り入れた、視覚や嗅覚でも楽しめる彩り豊かな創作蕎麦料理が魅力です。

項目内容
営業時間11:30 ~ 14:30(※そばがなくなり次第終了)
定休日月曜日、火曜日(公式サイトの営業カレンダーを確認ください)
主なメニューざるそば、おろしそば、天ぷらそば

伊吹庵(古戦場記念館内)

岐阜関ケ原古戦場記念館に併設されたレストランです。出汁やタレに至るまで自家製にこだわり、食材もできる限り国産のものを使用しています。戦国武将や関ヶ原の戦いをイメージしたユニークなメニューが揃っており、歴史散策の余韻に浸りながら食事が楽しめます。記念館見学の合間に立ち寄りやすい、利便性の高いスポットです。

項目内容
営業時間11:00 ~ 16:00(L.O. 15:30)
定休日月曜日(記念館の休館日に準ずる、祝日の場合は翌日)
主なメニュー戦略武将カレー、必勝かつ丼、出陣セット
岐阜関ケ原古戦場記念館に隣接するレストラン「伊吹庵」の外観。大きなガラス張りのモダンな平屋建てで、手前には広々とした芝生広場と冬の木立が広がっている様子。
岐阜関ケ原古戦場記念館に併設されたレストラン「伊吹庵」

Sekigahara花伊吹(関ヶ原ウォーランド隣接)

厳選された近江牛や飛騨牛の食べ放題、鉄板焼きといった豪華なランチが自慢。広々とした店内には、関ケ原ならではの戦国武将グッズや地元の特産品が豊富に揃うお土産コーナーも併設されており、団体旅行やドライブの休憩拠点としても大変人気のあるスポットです。

項目内容
営業時間10:00 ~ 17:00(※レストランの受付時間は11:00 ~ 15:00)
定休日年中無休(年末年始を除く)
主なメニュー近江牛・飛騨牛の食べ比べすき焼き、ローストビーフ丼

3. 歴史的背景

青空の下に立つ「史蹟 関ケ原古戦場 決戦地」と刻まれた大きな石柱の碑。左側には白い幟がたなびき、背景には関ケ原の山々が広がる様子。
最大の激戦が繰り広げられた「決戦地」に立つ巨大な石碑
笹尾山のふもとの斜面に沿って設置された木製の馬防柵と、その手前の広場に掲げられた石田三成の紋章「大一大万大吉」が入った白い横幕。
石田三成陣跡(笹尾山)のふもとに復元された馬防柵

1600年、天下人・豊臣秀吉の死後に生じた権力の歪みは、日本を二分する未曾有の戦いを引き起こしました。五大老の筆頭として勢力を拡大する徳川家康に対し、豊臣家の安泰と義を重んじる石田三成が挙兵。ここに「関ケ原の戦い」の火蓋が切られました。

この地が選ばれたのは、中山道、北国街道、伊勢街道が交差する交通の要衝だったためです。三成は周辺の山々に西軍を配置し、鶴翼の陣を敷いて東軍を包囲する有利な状況を作り上げました。しかし、土壇場での裏切りや思惑のズレが重なり、わずか6時間で決着がつくという劇的な幕切れを迎えます。

三成が最後まで信じた「大一大万大吉(一人が万人のために、万人が一人のために尽くせば、天下は幸福になる)」の理想。その志が散った関ケ原の土には、今も敗者の美学と勝者の執念が深く刻まれています。

【豆知識】勝敗を分けた?関ケ原の「霧」
早朝の深い霧に包まれた関ケ原古戦場の草原。遠くの山々や木々が白く霞み、平地にはわずかに幟(のぼり)が見える幻想的で静かな風景。
合戦当日の朝を彷彿とさせる、深い霧に包まれた関ケ原の風景

合戦当日の朝、関ケ原は深い霧に包まれており、数メートル先も見えない状態だったといわれています。
この霧の中、福島正則と井伊直政による「先陣争い」が起き、午前8時頃に激戦が始まりました。
もし霧がなければ、戦況や武将たちの動きも変わっていたかもしれません。
自然の悪戯もまた、歴史を動かす一助となったのです。

4. イベント

関ケ原合戦祭り

関ケ原合戦祭りで火縄銃を発射する瞬間。銃口から火花と真っ白な煙が激しく噴き出しているクローズアップ写真。
轟音とともに火花が散る、大迫力の火縄銃演武
関ケ原合戦祭りに参加する甲冑武者たちの足元のカット。青い着物に脛当てを着け、草鞋(わらじ)を履いた複数の武者たちが火縄銃を持って並んでいる様子。
全国から集まった甲冑武者たちが、当時の装束で集結

毎年10月に開催される、関ケ原町最大級の戦国イベントです。
全国から歴史ファンが集まり、豪華な武将行列や合戦絵巻の再現が行われます。
当時の熱気を肌で感じることができる、歴史ファン必見の二日間です。

  • 開催時期: 毎年10月中旬
  • 見どころ:
    • 関ケ原合戦絵巻:
      全国から集まった約100人の甲冑武者が、石田三成隊や徳川家康隊などに分かれ、合戦の名シーンを再現する群像劇。その迫力は圧巻です。
    • 戦国グッズマーケット:
      ここでしか手に入らない限定の武将グッズや、地元の特産品を販売するブースが多数出展し、多くの買い物客で賑わいます。
    • ステージイベント:
      笹尾山会場などでは、歴史ファンに人気のゲストによるトークショーや演舞が行われ、一日中楽しむことができます。

5. アクセス詳細

公共交通機関

JR東海道本線「名古屋駅」から「関ケ原駅」まで、新快速・快速を利用して約45分(990円)。
関ヶ原駅からは徒歩またはレンタサイクルでの周遊がおすすめです。

名神高速道路「関ケ原IC」から市街地・各陣跡まで約5分。
駐車場:岐阜関ケ原古戦場記念館の駐車場(無料・約100台)や、各陣跡付近の無料駐車スペースが利用可能です。

まとめ

石田三成が豊臣家のために「義」を貫き、徳川家康が新たな時代を切り拓いた関ケ原。
ここは単なる合戦場跡ではなく、かつての武将たちが命を懸けて守ろうとした「信念」が息づく聖地です。

最新の記念館で知識を深め、当時のままの陣跡で風を感じ、地元の美食を味わう。
そんな多角的な楽しみ方ができる関ケ原は、訪れるたびに新しい発見を与えてくれます。
あなたも歴史の目撃者として、この「天下分け目」の地を歩いてみませんか。

関ヶ原巡りの拠点に!おすすめの宿泊先

広大な古戦場をじっくり巡るなら、拠点選びが重要です。
関ヶ原からアクセスの良い大垣エリアや、温泉で疲れを癒せる長良川エリアの宿をまとめて紹介しています。

【参考】年表と相関図
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