国宝・犬山城エリア詳細ガイド|織田・豊臣の歴史が息づく城下町を歩く

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青空に映える国宝・犬山城の天守閣と、ふもとに広がる城下町の風景

この記事は2026年2月時点での情報をもとに作成しています。
営業時間や料金、休業日など、最新の情報は必ず各施設の公式HPなどでご確認ください。

木曽川のほとりにそびえ立つ「犬山城」は、日本にわずか5つしかない国宝天守の一つです。
天文6年(1537年)、織田信長の叔父である信康によって築かれ、戦国時代には覇権を争う武将たちの重要な拠点となりました。

特に、豊臣秀吉と徳川家康が直接対峙した「小牧・長久手の戦い」(1584年)では、秀吉がこの城を本陣として利用したことで知られています。
天下統一へ向けて駆け抜けた時代、秀吉や彼を支えた一族がこの地でどのような戦略を練ったのか。

城下町に残る江戸時代の面影や、当時の熱狂を伝える伝統行事など、時空を超えた歴史の息吹を感じる旅へ出かけましょう。

目次

1. 犬山城エリアの見どころガイド

地図左上の[➡]マークを押すと、見どころや食事処のリストが表示されます。

① 国宝 犬山城

木曽川を背景に、石垣の上にそびえ立つ犬山城天守の外観。
天文6年築、現存最古級の様式を残す犬山城天守。

天文6年に築かれた日本最古級の現存天守です。
望楼型と呼ばれる構造で、最上階の高欄(ベランダ)からは木曽川や濃尾平野を一望できます。
戦国時代の荒々しさを残す太い梁や急な階段は、城郭ファンならずとも必見の迫力です。

項目内容
入場料大人550円、小中学生110円 (令和8年3月1日から大人1,000円、小中学生200円)
開館時間9:00〜17:00(最終入場16:30)
休城日12月29日~31日

天守内の階段は、最大傾斜約42度と非常に急です。足腰に不安がある方は、手すりをしっかり掴むか、無理のない範囲での見学をおすすめします

② 犬山城下町

青空の下、古い町家が並ぶ犬山城下町を歩く着物姿の女性たちと観光客の様子。
着物姿が映える、江戸時代の町割りが残る犬山城下町。

城の南側に広がる、江戸時代からの町割りをそのまま残すエリアです。
古い町家を利用したカフェや土産物店が並び、常に活気に溢れています。
特にメインストリートでの食べ歩きは人気で、歴史情緒と現代の活気が融合した散策を楽しめます。

項目内容
散策自由(各店舗により営業時間は異なる)

③ 三光稲荷神社

三光稲荷神社の境内に並ぶ、ピンク色のハートの絵馬と赤い千本鳥居の風景。
縁結びのシンボル、鮮やかな赤い鳥居が連なる参道。

城山の麓に位置し、ピンクのハート型の絵馬で知られるSNSでも人気の神社です。
歴史的には犬山城主・成瀬家の守護神として崇敬されてきました。
境内にある「銭洗い」の池でお金を洗うと、何倍にもなって返ってくるといわれるパワースポットです。

項目内容
参拝自由
御朱印(社務所)8:30〜16:30
御朱印(三光稲荷神社、猿田彦神社)1社500円、2社800円

④ 有楽苑(国宝茶室 如庵)

木漏れ日が差し込む有楽苑の苔庭と、その奥に佇む木造の茶室。
国宝茶室「如庵」を有する、静寂に包まれた名庭「有楽苑」。

織田信長の弟で、茶人として名高い織田有楽斎が建てた国宝茶室「如庵(じょあん)」を有する名庭です。
暦張(こよみばり)と呼ばれる独特の外観など、茶の湯の深い美学に触れることができます。
静寂の中で抹茶を味わう大人の休憩に最適です。

項目内容
開苑時間9:30~17:00(入苑は16:30まで)
呈茶営業時間10:00~16:30(受付は16:00まで)  呈茶料 一服600円
休日毎週水曜日、年末年始12/29~1/1、メンテナンス期間
入苑料大人1,200円 小人600円 (国宝犬山城とのセット券1,450円)

⑤ 文化史料館(城とまちミュージアム/IMASEN犬山からくりミュージアム)

IMASEN犬山からくりミュージアムの外観。
犬山の歴史と祭りの文化を深く知ることができる史料館。

犬山城の歴史や城下町のジオラマを展示するミュージアムです。
からくりミュージアムでは、伝統的な「犬山祭」の山車に乗るからくり人形の製作実演や操作体験ができ、職人の巧みな技を間近で見学できます。

項目内容
開館時間9:00〜17:00 (最終入館は16:30)
入館料大人300円(2館共通)
休館日12月29日から31日、展示物の変更・整理期間

⑥ どんでん館

伝統的な蔵のような外観の「どんでん館」の入り口と建物全体。
犬山祭の主役、巨大な車山を間近で体感できる「どんでん館」

犬山祭で使われる高さ8メートルを超える巨大な「車山(やま)」が4輌展示されています。
祭の迫力を大画面の映像で楽しめるほか、夜には車山に提灯が灯され、幻想的な雰囲気の中で祭の熱気を体感できます。

項目内容
開館時間9:00〜17:00
入館料大人100円(高校生以上)
定休日12/29~31

2. 周辺の食事処

着物姿の女性が手に持つ、カラフルでデコレーションされた食べ歩き用の団子串。
彩り豊かな餡が可愛い「映え団子」
木の舟皿に盛り付けられた、サシの入った美味しそうな飛騨牛の握り寿司。
贅沢な味わいを手軽に楽しめる、名物の飛騨牛握り寿司

犬山城下町の最大の楽しみといえば、江戸時代の面影を残す町並みでの「食べ歩き」です。
メインストリートには、SNSで話題のスイーツから伝統的な串物まで、歩いているだけで目移りしてしまうほど数多くの飲食店が軒を連ねています。
ここでは、そんな数ある名店の中から、歴史を感じる空間でゆったりと食事を楽しめる、特におすすめのスポットを厳選してご紹介します。

犬山城下町 昭和横丁

昭和のレトロな雰囲気が漂うフードコート形式の施設です。
串焼きや団子など、犬山名物の食べ歩きグルメが勢揃いしており、天候を気にせず家族や友人と多様なメニューをシェアして楽しめます。

営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
主な店舗:げんこつくるみ団子、玉せん、犬山でんがく、犬山だんご、犬山地ビールなど

松野屋

明治初期から続く、犬山を代表するでんがくの名店です。
看板メニューの「菜めし田楽定食」は、香ばしい八丁味噌の香りが食欲をそそる一品。
一本ずつ丁寧に焼き上げられた豆腐田楽は、外はカリッと、中は驚くほどふわふわな食感が楽しめます。

営業時間:11:00~15:00 (ラストオーダー14:30)
定休日:木曜日
主なメニュー:でんがく定食

鰻と釜めし 九(ここ)

代々犬山城主の御殿医を務めた鈴木家の邸宅を改装した、歴史情緒あふれる専門店です。
自社農園の犬山産米で炊き上げる「釜めし」や、名物の「鰻」を堪能できます。「犬山城下ひつまぶし」などの創作メニューも豊富。
アール・ヌーヴォーを取り入れたモダンな空間で、特別なひとときを過ごせます。

営業時間:10:30 ~ ラストオーダー 17:30
定休日:水曜日
主なメニュー:犬山城下ひつまぶし、炊きたて釜めし

山田五平餅店

登録有形文化財の建物で味わう、行列の絶えない名物店です。
手作りのタレはクルミ、ピーナッツ、ゴマをたっぷり使用しており、香ばしい匂いが食欲をそそります。
一本ずつ丁寧に焼き上げられた団子型の五平餅は、犬山観光の代名詞です。

営業時間:11:00~16:30
主なメニュー:五平餅
定休日:当面の間、月曜~木曜は休み

3. 戦国の覇権を左右した要衝「犬山城」の歴史

木曽川沿いの山頂に建つ犬山城の遠景と周囲の街並み。
木曽川を見下ろす断崖に立つ国宝・犬山城。
犬山城天守閣の最上階から眺める木曽川と夕暮れ時の街並み。
犬山城天守からの眺め

犬山城は、北側を木曽川という天然の堀に守られた、堅牢な後堅固(うしろけんご)の城です。
その戦略的価値の高さから、織田信長、豊臣秀吉、石川貞清など、時代を象徴する武将たちがこの城を手にしようと鎬を削りました。

秀吉にとって犬山は、尾張を制圧し天下へ手をかけるための最前線でした。
1584年の小牧・長久手の戦いでは、秀吉自らが12万の軍勢を率いて入城し、家康を威圧した舞台でもあります。

現存する日本最古級の様式を持つ天守に登れば、当時の武将たちが眺めたであろう木曽川の雄大な景色と、天下への野望が重なり合うことでしょう。

江戸時代には成瀬氏が城主となり、明治の廃城令や震災を乗り越え、今も当時の姿を留めています。
白帝城とも称されるその美しい佇まいは、戦乱の世を生き抜いた強さと気品を今に伝えています。

【豆知識】日本にわずか5つ「国宝五城」とは?

現在、江戸時代以前に建てられた天守が残っているのは全国で12か所(現存十二天守)のみで、その中でも、江戸時代以前からの天守が残り、かつ歴史的・文化的に極めて価値が高いとして「国宝」に指定されているのは、犬山城を含めたわずか5城のみです。
これらは「国宝五城」と呼ばれ、日本の至宝として大切に守られています。

  • 犬山城(愛知県):現存最古級の様式を持つ、木曽川沿いの名城。
  • 姫路城(兵庫県):世界遺産にも登録された、日本最大の白亜の要塞。
  • 松本城(長野県):北アルプスに映える、唯一無二の漆黒の天守。
  • 彦根城(滋賀県):屋根の装飾が美しい、井伊家ゆかりの城。
  • 松江城(島根県):2015年に加わった、実戦本位の力強い構えが特徴

4. イベント

針綱神社「犬山祭」

豪華絢爛な車山(やま)が城下町を練り歩く、圧巻の犬山祭
365個の提灯が灯り、幻想的な夜を彩る「夜車山(よやま)」

江戸時代(1635年)から続く、針綱神社の例祭です。
13輌の車山が城下町を練り歩き、最上段に備えられた「からくり人形」が見事な演技を披露します。

  • 開催時期:毎年4月第1土・日曜日
  • 場所:犬山城下町、針綱神社前
  • 見どころ:  
    • 夜車山(よやま):365個の提灯が灯された山車が夜の町を巡る、幻想的な光景。  
    • どんでん:角を曲がる際、重い山車を男たちが力強く持ち上げて一気に方向転換させる様は圧巻。  
    • からくり奉納:職人の技が光る人形の動きと、伝統の囃子が調和する瞬間。

5. 犬山へのアクセス

 電車

犬山城および周辺エリアへは、名古屋市内から鉄道を利用するのが非常に便利です。

名古屋→犬山 【名鉄電車】

「名鉄名古屋」駅から犬山線快速特急・特急で「犬山」駅または「犬山遊園」駅下車。
約25分(620円)

メリット:本数が多く、名古屋中心部からの移動が極めてスムーズです。

駅→犬山城エリア 【徒歩】

「犬山」駅からは城下町を楽しみながら(約15分)、「犬山遊園」駅からは木曽川沿いの景色を楽しみながら(約15分)お城へアクセスできます。

メリット:行きと帰りで駅を変えることで、異なる犬山の魅力を堪能できます。

 車

名神高速「小牧IC」または名古屋高速「小牧北IC」より約25分。

メリット:周辺の「博物館明治村」や「リトルワールド」との周遊に便利ですが、土日は駐車場が非常に混雑します。

犬山城観光に便利!おすすめ駐車場ガイド

犬山城とその城下町を散策する際に便利な駐車場をピックアップしました。目的に合わせて選ぶのがポイントです。

天守、駐車場の混雑状況及び特定日は公式サイトにてご確認ください。

1. 城まで最短!「犬山城第1駐車場」(キャッスルパーキング)

お城への近さを優先するならここ。坂道を登る距離を最小限に抑えられます。

  • 特徴: 城の入り口に最も近く、観光の拠点に最適。
  • 料金:
    普通車300円(1時間)1日最大1,800円(当日0時‐24時)
  • 台数: 約140台
  • 営業時間:
    <入庫>8時30分から21時まで(土日祝は8時開場)
    <出庫>24時間可能

特定日 普通車500円(1時間)1日最大3,000円(当日0時‐24時)

2. トイレもあり広々とした「犬山城第2駐車場」

お城の北東側に位置し、国宝茶室「如庵」を有する「有楽苑」に最も近い大型駐車場です。

  • 特徴: お城へ向かうには坂道を登る必要があります。
  • 料金:
    普通車300円(1時間)1日最大1,800円(当日0時‐24時)
  • 台数: 約123台
  • 営業時間:
    <入庫>8時30分から21時まで(土日祝は8時開場)<出庫>24時間可能

特定日 普通車500円(1時間)1日最大3,000円(当日0時‐24時)

3. 周辺にはコインパーキングも多数!

土日祝日は午前中に満車になることが多いため、早めの到着を目指すか、少し離れた名鉄「犬山駅」周辺のコインパーキングを利用して徒歩で城下町を抜けるルートも風情があっておすすめです。

まとめ

織田信長が築き、豊臣秀吉が本陣を置き、戦国時代の荒波を耐え抜いた国宝・犬山城。天守からの絶景は、今も昔も変わらぬ威厳をもって訪れる者を圧倒します。

歴史ある城下町で現代のグルメを楽しみ、伝統の技に触れる旅は、大人にこそふさわしい贅沢な時間です。木曽川の流れと共に刻まれてきた物語を辿りに、ぜひ犬山の地を訪れてみてください。

【参考】年表と相関図
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